資材と費用
工事に使用したおもな資材は、コンクリート2,417立方m、
鉄筋195トン、鉄骨973トンであった。
事業費 エキスポタワーと付属施設工事の
事業費は次の通りであった。
事業費合計 813,020,000円
工事費 778,400,000円
本体建設 750,000,000円
展示 23,000,000円
計測装置 5,400,000円
調査設計費 34,620,000円
地質調査 1,400,000円
設計・監理 33,220,000円
工事の担当者
エキスポタワーと付属施設工事の
担当者は次の通りであった。
調査設計 関電興業、菊竹清訓建築設計事務所。
施工 大成建設、大林組、鹿島建設、清水建設
竹中工務店。〔展示〕現代芸術研究所。
エキスポタワー広場施設
施設の槻要 エキスポタワーの入口周辺に、
観客に対するサービス施設として、食堂や売店、
写真相談所、案内所、貸出所、管理所などを設置した。
規模・構造 エキスポタワー広場各施設の規模と
構造は次の通りであった。
食堂(鉄骨造、平屋建て、6店舗)576平方m、
軽食堂(同、2店舗)38・8平方m、売店(同、9店舗
)155.20平方m、写真相談所(同、1店舗)10.24平方m、
ロッカー同、同)19・4平方m、案内所・迷い子ブース
(同、1カ所)51・24平方m、貸出所(同、同)
58.32平方m、便所(同、2ヵ所)182・85平方m、
管理所(同、同)46・4平方m、警備員詰所(同、1ヵ所)
7.48平方m、シェルター180・64平方m、誘導さく70個
(うち移動式46個)。
工事の経過
エキスポタワー広場施設の設計は、43年5月26日から
10月31日にかけて行ない、建設工事は44年11月14日に
着工、45年2月28日に完工した。
事業費
エキスポタワー広場施設工事の事業費は次の通りであった。
事業費合計 154,180,000円
工事費 151,980,000円
設計費 2,200,000円
エキスポタワーは万博閉幕後約20年間登ることが
できました。
私か゛ 最後に登ったのは閉鎖される寸前でした。
なぜかむしょうにタワーに登りたくなったのです。
施設のあちこちは錆びてキャビンには水たまりが
ありました。
窓は曇り強い風が吹くと鉄骨がきしむ音が聞こえました。
まるでサンダーバードの絶対の危機の世界です。
本能的に早く降りたいと思いました。
しかし万国博が閉会後今までタワーをこわさずに
いてくれた記念協会の方には感謝しています。
モノレールで万博中央口で降りると太陽の塔と
エキスポタワーがいつも出迎えてくれました。
さびしくなりますが 万が一の事故があれば
大変ですから。
現在の太陽の塔についてはcackleさんのホームページ
に詳しくレポートされていますから ぜひ ご覧になって
ください。